例によって帯広グルメツアー

僕の地元、金沢から遊びにきてくれた友人を、前日の美瑛に続いて、この日は
帯広に連れて行きました。
そう、帯広と言えばなんといっても「食」!
ジンギスカンに豚丼に絶品スイーツと、グルメ王国北海道の実力を思い知らせて
やるのです!!

食べることがメインだとは言え、やはり北海道が誇る景勝地も見せてやりたいというもの。
旭川から帯広に向かう途中、層雲峡に寄り道しました。



90mの高さから豪快に流れ落ちる「流星の滝」。
周囲の木々は葉を落としたこの季節は、滝の姿もよく見えます。



流星の滝とは対照的に、優美な印象の「銀河の滝」。
すでに一部凍りついていました。

このふたつの滝は、「日本の滝100選」にも選ばれています。



すぐ眼前に見事な柱状節理(マグマが固まってできた柱状の岩)を見ることが
できる「大函」。
大自然の作り上げたダイナミックな景観に圧倒されます。



上川地方と十勝地方を隔てる三国峠。北海道の国道の最高地点です。
さすがにこれだけ標高が高いと、すでにかなり雪も積もっています。
眼下には雄大な樹海が広がる、素晴らしい景観を望むことができます。

上士幌、士幌、音更と通り抜け、旭川を出発して約3時間ほどで帯広に入りました。



まずは、十勝を代表するお菓子メーカー「柳月」の工場兼ショップ、「スイートピアガーデン
に立ち寄りました。
コーヒーとあずき茶が無料で飲めるカフェスペースもあるので、買ったお菓子を
その場でいただくことができるのが嬉しいところ。

僕はレアとベイクドの2種類が重なったチーズケーキをいただきました。
2層のハーモニーが絶妙!
美味しそうなケーキがショーケースには並んでいるのに、妻が頼んだのは
十勝産の小豆をたっぷり使ったぜんざい。
和菓子好きでも、洋菓子好きでも満足できるのが、この柳月の魅力ですね。

ここでは、白樺の木をモチーフにした銘菓「三方六」の製造工程を見学することもできます。


帯広の市街を抜けて、畑や牧場の中を真っ直ぐに続く道をどんどん進みます。
向かった先は、ジンギスカンの名店「白樺」。
この味を求めて全道から多くの人が押し寄せるという人気のお店です。



うーまーいー!!!
これを食べるためだけでも、帯広に来る価値はありますね。
羊肉特有の臭みが全くなく、ジンギスカンが苦手って人でもこれなら食べられます。
付け合せの野菜がタマネギだけってのは寂しい気もするけど、それだけこの
ラム肉に自信を持っているってことでしょう。

3人で5人前を軽く平らげて、もう大満足で店を後にしました。



お次に向かったのは、中札内村の「想いやりファーム」。
どうも牛が大好きなようで、車窓に牛を見かけるたびにおおはしゃぎする友人に
間近で牛を見せてあげるためです。

子牛がすごーくめんこい!!
他の牧場とは違って、あの「香ばしい」臭いも少なく、とても清潔な環境で飼育されています。

ここで販売している牛乳も、飲んでみる価値ありです。
全国で唯一、加熱殺菌処理を行っていない牛乳だそうで、牛乳臭さがなく、
非常に爽やかな味わいです。ちょっとお値段は高いんだけどね。

今回は食べなかったけど、あっさりさっぱりしたソフトクリームもおすすめ。



次に来たのが、同じ中札内村にある、チーズ工房「十勝野フロマージュ」。
ここではジェラートをいただきます。ダブルにもできるので、数種類のフレーバーの中から、
ミルクとカマンベールを選びました。
特に印象的な味だったのはカマンベールのほう。
食べる前は、ちょっとした香り付け程度にチーズを入れてるんだろうと思っていたんだけど、
一口なめてみると、カマンベールのあの独特の香りが口の中いっぱいに広がってきます。
カマンベールチーズ好きにはたまらない一品です。

もちろんチーズ工房ですから、カマンベールをはじめとしたチーズも販売されています。
お願いすれば試食もさせてもらえるのが嬉しいですね。

今ブームの「白いプリン」と大豆入りのカマンベールチーズをお土産に買いました。



帯広に戻る途中に立ち寄った、旧国鉄「幸福駅」。
その駅名の縁起のよさから、かつて切符ブームを巻き起こしたことで有名なところです。
現在では廃線となっているんだけど、駅舎とホームは残されて、観光地になっています。

「幸福」に恵まれていないのか、友人はここでお土産用に売られている、
幸福駅の切符を購入。ご利益あるといいね。



本当は、六花亭の本店で「サクサクパイ」を食べたかったんだけど、残念ながら
売り切れだったので、西三条店で「サクサクタルト」と「サクサクミルフィーユ」を
いただくことにしました。

この六花亭の各店舗も、コーヒー無料のカフェスペースがあって、買ったスイーツを
その場で気軽に味わうことができます。

六花亭といい柳月といい、帯広には安くて美味しいお菓子の店がたくさんあって
羨ましい・・・


グルメだけではなく、北海道の行楽には温泉がつきもの。
ということで、世界的にも珍しいモール泉を楽しめる、十勝川温泉に入りに行くことに。
日帰り入浴ができる旅館は何ヶ所がありますが、今回は「ホテル大平原」を選びました。
入浴料は1000円と結構お高め。

この温泉で驚いたのは、なんと内湯にウォータースライダーがあるってこと。
温泉旅館にウォータースライダー・・・ありえない・・・。

一人だったら恥ずかしくてまずやらないところだけど、幸か不幸か、今回は友人と
二人だったので、挑戦してみることにしました。

で、これがかなり怖かった!オモチャみたいなもんだろ、とナメてかかったのが大間違い。
らせん状になったチューブの中を滑っていくのですが、中は真っ暗で先が見えない上に、
想像以上にスピードが出るんですよ。思わず声をあげてしまうほどに。

そして、相当の勢いで、下のお風呂(プール?)に滑り落ちるのですが、思いっきり鼻に水が
入ってしまいました。ゲホゲホ・・・

しかし、全裸でウォータースライダーを滑るってのもなかなかできない体験なので、
恐怖と恥じらいに対する二つの勇気をもって、挑戦してみるのもいいでしょう。
事実、友人にとっては、忘れられない良き思い出となったようです。

と、ウォータースライダーの印象が強く残ってしまったんですが、モール泉は
ツルツルのスベスベだし、露天風呂には、五右衛門風呂があり、眺望はないものの
岩造りの浴槽もなかなかの雰囲気で、かなり高ポイントの温泉でした。



さて、十勝で過ごした一日のシメは、やっぱり名物の豚丼でしょう!
帯広に数ある豚丼のお店のなかから選んだのは「いっぴん」。
この店の豚丼は、炭火の香りをたっぷりまとって焼き上げられた豚肉と、甘めのタレの
相性が抜群!
僕がこれまでに食べた豚丼のなかでも1、2を争う旨さです。

欲張りな友人は、特盛り(写真右)をオーダー。どんぶりからはみ出さんばかりの
豚肉の量です。

ただ、この「いっぴん」。帯広だけではなくて、札幌にも店舗があるんですよね。
「十勝ならではの味」ってわけではないのが、ちょっと残念(?)なところ。


道外から友人が来ると、よく帯広グルメツアーに連れて行くのですが、今回も
濃密な一日に友人も満足してくれたようです。

でも、景観よりもジンギスカンよりもスイーツよりも豚丼よりも、彼の心には
「ホテル大平原」のウォータースライダーの印象が最も強く残ってしまったようです(笑)

北海道の旅行・観光情報はこちらで探そう! 「人気blogランキング」

★★ 相互リンク募集中です。お申し込みはこちらから ★★

【関連記事】
スイーツ・ジンギスカン・豚丼、帯広グルメツアー(北海道行楽記2006)
帯広グルメツアー(北海道行楽記2003)
ジンギスカンの白樺:帯広(北海道のグルメ)
白いプリン:六花亭・柳月(北海道のグルメ)


   2006年11月22日 | 北海道行楽記

 北海道のホテル・旅館・ゴルフ場

 北海道のホテル・旅館
 札幌・定山渓  小樽・積丹・ニセコ  支笏・洞爺・登別・室蘭
 函館・渡島・檜山・奥尻  旭川・富良野・夕張  帯広・然別湖・日高
 釧路・阿寒・摩周  知床・網走・北見・紋別  稚内・利尻・礼文・留萌

 ゴルフ場


 トラックバック



Copyright (C) 2005 北海道旅行を207倍楽しむブログ All Rights Reserved.