紅葉の錦仙峡をお散歩

10月も中旬に入り、冬の気配も日増しに色濃くなってきた今日この頃。
この秋は沖縄に行ってたもので、まだ一度も紅葉を見に行ってないことに気付き、
さて、どこか手ごろな紅葉スポットでもないかなぁ、と探していました。

そこで気になったのが、芝桜で有名な滝上町にある渓谷、錦仙峡です。

▼錦仙峡-滝上町ホームページ

市街地を流れる全国でも珍しい渓谷だそうで、大小の滝が数多くあり、紅葉スポットと
して有名なんだとか。
この滝の上流に位置することから、「滝上」という町の名前も付けられたそうな。

渓谷の両岸には遊歩道が整備されていて、「美しい日本の歩きたくなる道500選」にも
選ばれているそうです。
「100選」くらいならスゴそうですが、「500選」ともなると、ちょっと微妙(笑)
しかし、紅葉の渓谷をお散歩するのも気持ちよさそうなので、行ってみることにしました。


旭川から滝上は国道39号線→273号線と行けば1時間半ほどの距離。
でも今回は、国道よりも紅葉を楽しめそうだってことで、愛別からは岩尾内湖経由で、
行くことにしました。

・・・が、ときおり雨もパラつく天気で、道中目に入るせっかくの紅葉も残念ながら
いまひとつ。



滝上に到着するころには、少し天気も回復。
まずは、街外れにある道の駅「香りの里たきのうえ」に立ち寄ります。
ここで、錦仙峡の地図をゲット。



道の駅で手に入れた地図によると、錦仙峡の遊歩道への入口は何箇所も
あるみたい。
そこで、一番街から離れた端っこの、「渓谷公園」からスタートすることにしました。
ちょうど「香りの里ハーブガーデン」の向かい側です。
ここにはレストハウスもあって、トイレも完備しています。

パークゴルフ場の横を抜け、渓谷の遊歩道に入ります。



朝まで雨が降っていたので、水は濁っていました。



遊歩道は、ところどころアスファルトで舗装されています。
朝まで雨が降っていたんだけど、ぬかるんでいるところもなくて、とても歩きやすい。



遊歩道には、大量のユキムシがふわふわ舞っていました。
まるで雪のような綿毛を身にまとった、小さな羽虫です。
このユキムシを見るようになると、もうすぐ雪が降ると言われています。



この錦仙峡で、一番豪快な「洛陽の滝」。
「滝」とは言うけど、水力発電の施設になってるみたいで、人工的な感じで、
滝ならではの風情とか趣とかは全然なし。



内地の寺社で見るような、燃えるような紅葉は少ないんだけど、
淡い黄色のミズナラを中心に、深紅のナナカマドや明るい黄色のイタヤカエデ、
鮮やかな紅色のカエデ(ヤマモミジかな?)などが渓谷を彩ります。



支流が渚滑川に流れ込むところにある「夫婦の滝」。
いったいどこらへんが「夫婦」なんだかよくわかんないけど。



滝というより激流と言ったほうがよさそうな「蚊竜の滝」。
岩場を降りて、すぐ間近で見ると、かなりの迫力です。

奥に見えるのが、「白馬の滝」とコースの折り返し地点となる「虹の橋」。



「虹の橋」から滝上公園のほうを眺めます。
春にはこの丘が、一面の芝桜に覆われます。アレも見事なんだよねー。


しばらく「虹の橋」の上のベンチで休憩したあと、今度は対岸の遊歩道を引き返します。



黄色も鮮やかなイタヤカエデ。黄葉する葉のなかでは、このカエデが一番美しい。


遊歩道の途中に東屋があったので、そこでお昼ご飯。
おにぎりを食べることにしました。
うん、紅葉とおにぎりってのはよく合うね。



休憩しながらのんびり歩いて、だいたい2時間くらいで戻ってきました。

紅葉シーズン真っ盛りの日曜日で、このエリアでは屈指の紅葉スポットのはずなのに、
他に歩いている人は全く見ませんでした。
「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に選ばれているそうだけど、
この日歩きたくなったのは、僕たち夫婦だけだったのかな?
人が少ないと、静かに自然を味わえるのでいいんだけど、ここまで誰もいないと
ちょっと寂しかったりしますね。


この錦仙峡は、「鮮やか!」とか「見事!」とかいうような派手な紅葉スポット
じゃないんだけど、流れや岩肌などの渓谷美とあいまって、どこか心癒されるような
景観を作り出していました。

遊歩道も歩きやすく整備されているし、それほど気負わずに歩ける程度の距離なので、
紅葉(黄葉のほうが多いけどね)を愛でながら、のんびりお散歩するにはピッタリの
場所ですね。



滝上を離れて、今度は層雲峡へと向かいました。

層雲峡も紅葉で有名なんだけど、天気も悪くなってきたので、今回はすぐに
朝陽リゾートホテル」のお風呂に入ることに。
本来なら日帰り入浴料金は1000円もかかるんだけど、雑誌「HO」についてきた
温泉無料パスポートのおかげでタダで入ることができました。
この雑誌、全部で32軒の温泉パスポートがついてて480円ってのは超お得!

さて、「朝陽リゾートホテル」のお風呂は、違った泉質の2種類の温泉を楽しめるのが魅力。
温度調整のために加水はしているものの、掛け流しってのも嬉しいですね。

浴室は岩風呂と檜風呂が男女入れ替えになっていて、この日は男性が岩風呂、
女性が檜風呂でした。前回来たときは逆だったのでちょうど良かった。

硫黄の香り漂う白濁したお湯が、「これぞ温泉!」といった感じのもの。
もう一種類のお湯はちょっと鉄の臭いがする、これまた味わい深いお湯でした。

内風呂、露天風呂ともに広さは充分。露天風呂からは木々の立ち並ぶ自然豊かな
景観を望め、極楽気分を満喫することができます。

こんないいお風呂にタダで入れてもらって、もう大満足。
層雲峡ではこれまでにいくつかの温泉に入ってきたけど、ここが一番だなぁ。
まぁ本当は1000円もすると思えば、いいのも当然なんだけどね。


紅葉の渓谷と温泉。秋の一日をたっぷりと楽しむことができました。


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【関連記事】
秋の層雲峡(北海道行楽記2002)
芝桜とチューリップ(北海道行楽記2003前)
芝桜とチューリップの旅 その1(北海道行楽記2005)


   2006年10月17日 | 北海道行楽記

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 コメント

どうもこんばんは、立ち寄らせていただきました。

ユキムシですか。1匹だけ見ると、ただの羽虫に見えますが、ふわふわ浮かんでいると、また違ったように見えるんでしょうね。雪が降る前にでてくるというのも面白いです。

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こんにちは、松田さん。

ユキムシ、白い綿毛がふわふわ舞っているようで、
見ていてとても風情のあるものなのですが、
あんまり大量に舞っている中を、喋りながら歩こうとすると、
口の中まで入ってくるんですよね。

服や髪の毛にもいっぱい付いちゃうし、なかなか厄介者です(笑)

投稿者 雄介 : 2006年11月09日 05:19

こんばんは!以前「初北海道旅行」の時に相談させていただいた者です。
あれから、「北海道」と耳にしたりテレビで見たりする度に、
夫婦揃って「あ~~行きたいな~また行きたいな~」とつぶやいてます。
”ユキムシ”、名前とこの虫が見られるようになると雪が・・・っていうのは聞いたことがあるのですが(”北の国から”で(笑))姿は初めて見ました!!キレイなんだろうな~と思っていたのですが、口に入るほど大量に飛ぶのですね・・・。口には入れたくないですが、一度見てみたいです!
これから一気に寒くなるのでしょうが、風邪などひかないように、そしてたくさんお出掛けして、北海道病患者に素敵な北海道の風景をおすそ分けして下さい!!
では、またお邪魔します。

投稿者 ミカ : 2006年11月09日 17:23

こんにちは、ミカさん。おひさしぶりです。

北海道旅行から帰ってきた多くの人が「北海道」という
言葉に過敏に反応してしまういわゆる「北海道病」に
罹ってしまうそうです(笑)かつては僕もその一人でしたよ。

ユキムシも見ているだけならキレイなんですけどねぇ・・・
これを見るともうすぐ雪が降るといわれているのですが、
今年はなかなか降りませんね。天気予報を見るともうそろそろの
ようですが。

10月は沖縄行ったり野球にハマったりと、あまり出かけられなかったのですが、
12月には、登別と道東に行く予定があるので、ステキな風景を
カメラに収めて、このブログで紹介したいと思います。

投稿者 雄介 : 2006年11月11日 05:25

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