エゾムラサキツツジ

★これも春を告げてくれる花のひとつでしょう。エゾムラサキツツジです。（ちょっと紹介するの遅い？）

■もともと北海道の山地に自生していたのですが、今では庭先や公園など、街中のいたるところで紫色の花を咲かせ、見る者に春が来たことを実感させてくれます。

■花期は結構長く、桜が咲く前から花開くんですが、桜が散った後もまだ咲き続け、僕たちの目を楽しませてくれます。



■花はツツジの中では小さめです。だいたい３～４ｃｍくらい。その名のとおり、上品な紫色です。



■白い花の品種も結構見かけるんですが、こちらは「ムラサキツツジ」ではなく、「シロバナトキワツツジ」と呼ばれます。２種類一緒に植えられているところもあり、紫と白の対比がなかなか見事なもんです。

■街中どこでも見ることのできるエゾムラサキツツジなんですが、ぜひ見ておきたいスポットとして、留辺蘂町・温根湯のつつじ山・つつじ公園の群生が有名ですね。７万株、２８万本のエゾムラサキツツジが咲き乱れるそうです。北海道の特別天然記念物にも指定されているんだとか。実は僕もまだ見たことはないんだけどね。ツツジが開花する毎年５月上旬には、「温根湯つつじ祭り」も開催されるそうです。

■関係ないんですが、ツツジって漢字だと「躑躅」って書くんですね。可憐な花なのに、なんだかおどろおどろしい字だなぁ・・・

■エゾムラサキツツジ（蝦夷紫躑躅）
●分類：ツツジ科　●別名：トキワゲンカイ
●学名：Rhdodendron dauricum L.
●分布：北海道　●花期：５～６月
●花の大きさ：３～４ｃｍ　●高さ：１～３ｍ

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