深川でさくらんぼ狩り

7月も下旬に入り、「そろそろまた富良野へラベンダーを見に行こうか」と
思っていたのですが、この日の天気予報を見てみると、曇りのち雨。

う~ん、やっぱラベンダーは晴天の下で見たいよなぁ。
幸い(?)今年はラベンダーも開花が遅れているみたいだし、
富良野へ行くのは来週でいいか・・・

と、いうわけで、急遽予定を変更。
曇り空でも楽しめるところ、というか曇っているほうがむしろ都合がいいところ、
ってことで、深川へさくらんぼ狩りに行くことにしました。
炎天下で果物狩りはつらいもんね。

深川にはさくらんぼ狩りのできる農園がいっぱいあるんですが、
その中から選んだのが納内にある「見晴台荻原果樹園」です。

さくらんぼ狩りの料金は500円。園内では食べ放題で、持ち帰りは別料金です。
あれ?ホームページには600円って書いてあったんだけど、まぁ安いんだからいいか。



丘の斜面一帯にさくらんぼの木が植えられています。

この日は必要なかったけど、雨よけのビニールがかけられているので、
雨の日でも濡れずに、さくらんぼ狩りが楽しめます。



美味しそうな紅いさくらんぼがたわわに実っています。
これが食べ放題だと思うと、思わず顔もほころびます。



よいしょ、とさくらんぼに手を伸ばす妻。

高い場所のさくらんぼを採るための脚立もありますが、低い場所にもたっぷりと
なっているので、あまり必要ありませんでした。



この農園にあるさくらんぼは南陽水門佐藤錦の3種類。
特に美味しかったのが南陽。他のさくらんぼと比べてもかなり大粒で、酸味は少なめ。
一粒一粒が大きいので食べごたえがある上に、とっても甘いんです。
まさにさくらんぼの王様!

やっぱり陽のあたっている場所のさくらんぼよりも、日陰のもののほうが
冷えていて美味しいですね。
なるべくなら、さくらんぼにあまり陽のあたらない、午前中の早い時間に
行ったほうがいいかも。

以前、仁木町でさくらんぼ狩りをしたときよりも、今回のほうが美味しいさくらんぼが
多かったですね。

果樹園の人の対応も感じがよく、これから深川でさくらんぼ狩りをする人には
オススメしたいところです。


さくらんぼでお腹いっぱいになった後は、秩父別(ちっぷべつ)に向かいます。



ローズガーデンちっぷべつ」、入園料は無料です。
5ha以上の敷地に、300種類、3000本のバラが咲き誇ります。

ピークはちょっと過ぎているのか、元気のないバラも多く見られました。



一口にバラと言っても、その姿形、色はさまざま。
プレートに書かれている名前を見ているだけでも楽しめます。




ローズガーデンに併設されている「めぇーめぇーランド」の羊舎。
良質の羊肉になることで知られているサフォーク種の羊がむしゃむしゃと
牧草を食べています。
サフォークの他にも、さまざまな種類の羊が飼育されていました。

ここでは羊毛加工体験や羊とのふれあい体験、給餌体験などができるそうです。


お昼になったので、前々から気になっていた滝川のファームレストラン
ママズキッチン」に向かいました。

国道12号線の江部乙に看板があり、そこを曲がって2kmほど進むと、
赤い屋根の建物が見えてきます。

店内はウッディーな造りで、大きな窓にはのどかな田園風景が映ります。
平日でしたが、店内はほぼ満席。相当辺鄙な場所にあるのに、人気のほどが
うかがえます。



この店の看板メニューはスープカレーです。
店内にはスパイスの香りが漂い、強烈に食欲を刺激してくれます。

写真は1番人気のチキン・野菜カレー(995円)。
チキン、ジャガイモ、ニンジン、ゆで卵、ピーマン、大根が入っています。

スープはスパイシーさは控えめですが、トマトの酸味が効いています。
うん、これはかなり旨い!
これはスープカレーの本場、札幌でも充分通用する味じゃないかな?

チキンはとても柔らかく、スプーンでほろほろにほぐれます。
そして、さすがは農家の経営するレストラン、野菜が素晴らしく美味しい!
多くのファームレストランで感じることだけど、ホクホクしたジャガイモが
特に絶品!

辛さは甘口、普通、辛口、HOTスパイシーの4段階から選ぶことができます。
僕は辛口、妻は普通を選んだのですが、辛口でもそれほどの辛さには感じませんでした。
「スープカレーは辛くなくちゃ!」という方は、HOTスパイシーを選ぶといいかも。


さて、スープカレーに大満足した後は、砂川へと向かいます。

富良野のラベンダーは諦めたんだけど、実は砂川にもラベンダー畑があるんですよ。
それがこの「黒瀬ラベンダー園」。



なだらかな丘一面に、紫色のラベンダーが揺れています。
ぱっと見、上富良野の「かんのファーム」に似た印象を受けます。

しかしここのラベンダー畑、雑草が伸び放題でほとんど手入れされていないみたい。
株の形も整えられていないし、荒れ放題という感じ。
ラベンダーの美しさもこれでは半減です。

このラベンダー畑と比べてみると、「ファーム富田」を初めとした、富良野エリアの
観光ラベンダー園が、いかにラベンダーの栽培に手をかけているかということが
わかりました。



ここのラベンダーの品種は「おかむらさき」。遅咲きの品種です。
この日はまだ開いている花は少なく、ラベンダー畑全体を見渡しても、
ずいぶんと淡い色合いです。

このラベンダー園の長所をあげるとすると、やはり訪れる人が少ないこと。
富良野のラベンダー園の喧騒がウソのようです。
丘の上に上ると、360度視界をさえぎるものはなく、緑深い自然の中、
涼やかに流れる風を感じながら、静かにラベンダーを鑑賞することができます。


次に向かったのは、以前じゃらんの、「あなたの知らない景観スポット」という特集で
紹介されていた、「砂川オアシスパーク」。



東京ドーム約40個分の広さがある遊水地を、ぐるりと取り囲むように
公園が整備されています。

池の向こうに暑寒別連峰を望むことができるのですが、この日は曇り空ということも
あって、その景観はいまひとつ。


この日最後に向かったのは、「スイートロード」と呼ばれる砂川を代表する
お菓子屋さん「北菓楼」の本店へ。

バームクーヘンや「はまなすの恋」など、お土産用のお菓子が人気の高い
このお店ですが、本店にはティールームもあり、そこでさまざまなスイーツを
味わうことができます。



好きなケーキに、シフォンケーキ、ソフトクリーム、それに飲み物がついた
ケーキセット」がなんと、525円!安い!
この日はベイクドチーズケーキを選びました。
しっとりした食感と、チーズのほのかな酸味がグッド。
ふわふわのシフォンケーキも、コクのあるソフトクリームも美味しいし、
このセット、1000円くらいの価値はありそうです。



チョコレートアイスに、生クリーム、ソフトクリーム、バナナ、生チョコと、
ボリュームたっぷりのチョコレートパフェ(578円)。
かなりのボリュームなので、一人で食べるのは、よほどお腹を空かせていかないと
苦しいかも。

帰りに、今話題の「白いプリン」を買っていこうと思ったのですが、残念ながら売り切れ。
入店したときはまだあったのになぁ・・・先に買っておけばよかった。
代わりに、ホタテ味のおかきを買って帰ることにしました。


この日は、深川、秩父別、滝川、砂川と、ちょっとマイナー(失礼)な空知エリアを
周ったのですが、さくらんぼ狩り、グルメ、ラベンダーにスイーツと、
たっぷりと楽しむことができました。

道外からの観光客がこのエリアを中心に周るってことはほとんどないと思いますが、
札幌-旭川間の移動中にでも、ちょっとどこか寄ってみたいな、って思ったときには、
今日紹介したスポットに寄ってみてはどうでしょうか。

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   2006年07月22日 | 北海道行楽記

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