ランドカフェ：美瑛

ランドカフェは、美瑛の丘の狭間にたたずむ、ドイツ風のカフェです。
パッチワークの路と呼ばれる美しい丘が連なるエリアの一角、マイルドセブンの丘から
街とは反対方面に下った場所に、童話に出てきそうな可愛い建物が建っています。



オーナーはドイツ人のステファンさん。
三角屋根に赤い壁が印象的なこの建物は、オーナー自ら古い木材を利用して、
セルフビルドしたものだそうです。

店内は、こじんまりとしているけど、ウッディで落ち着いた雰囲気。
入り口からトイレまで、車椅子でも利用できるようになっていて、
バリアフリー対応も万全です。

ランドカフェのメニューは、ドイツの家庭料理が中心。
オーナーはもともと農業に従事している方なので、併設の農場で採れた新鮮な
無農薬野菜がふんだんに使われています。



その季節ごとの旬の素材を使った、本日のランチ（760円）を頂くことにしました。
この日のメニューは「塩ゆでポテトのチキンクリームソースがけ」。
味付けはシンプルで、素材そのものの味わいを生かすような感じです。
ホクホクしたジャガイモや、シャキッとしたサラダの野菜が、豊かな大地の恵みを
実感させてくれます。

ランチというには、量がかなり少な目なので、男性だとこれだけでは物足りないかな？





そこで、デザートにこの季節限定のいちごのパフェ（500円）といちごのタルト（400円）
も頂くことにしました。
摘みたての新鮮なイチゴが甘酸っぱくて美味しい。


ランドカフェでは、2匹のマスコットが、訪れる人を歓迎（？）してくれます。



看板犬、バーニーズマウンテンドッグのベルガー君。



ベンチでのんびりとお昼寝する猫のりんちゃん。

2匹とも愛想が良くて、とってもめんこい。
犬好き、猫好き、どちらの方も満足できますね。


このランドカフェには、広い敷地内に散歩道が整備されています。
オーナーが2年の歳月をかけて作り上げたのだとか。



スタートは白樺並木から。かなり急な坂道を登っていきます。
普段体を動かしていない人（僕みたいな）は、この時点でバテてしまうかも。



しかし、丘を登りきると一気に視界が開け、疲れを忘れるような風景が
目の前に広がります。
白い花を付けたジャガイモ畑の向こうには「兄弟の木」と呼ばれる、2本のポプラが
立っています。



畑に囲まれた急な坂を下ると、今度は緑深い木々に囲まれた平坦な砂利道を進みます。
すぐ近くを流れる美瑛川からせせらぎの音も聞こえ、気分よく歩くことができます。
そして、その後はまた急な登り。
この森の中には、エゾリスも棲んでいるそうです。

この散歩道、一周約2kmで、時間にすると30～45分程度。
「散歩道」というと気軽に歩けそうなイメージがするけど、上り下りがかなりハードで
結構体力が必要です。
ちょっと疲れるかもしれないけど、いろいろな形の自然を肌で感じることができるので、
時間があれば、ぜひ歩いてみてください。


落ち着いた空気の流れる空間、素朴なドイツ料理、自然と触れ合える散歩道、
それからマスコットの犬と猫。
ランドカフェには、疲れた心を癒してくれるアイテムが勢揃いしています。
忙しい日常を送っている方、ほんのちょっとでもスローな時間を味わってみたい方には
オススメのカフェですね。

北海道のグルメ情報はこちらで探そう！　「人気blogランキング」

★★　相互リンク募集中です。お申し込みはこちらから　★★

■ランドカフェ
●住所：北海道上川郡美瑛町字三田第２
●電話：0166-92-5800
●時間：10：00～17：00
●定休日：火曜日（11月～3月は火・水・木曜日）
●駐車場　有

【関連サイト】
・ランドカフェ

【関連ブログ】
・はなのはね日記:ステファンさんちの昼ごはん　【列車に揺られて北海道．４１】
・So-net blog:暮らしという旅:天高く、イモ肥える丘
・美瑛のランドカフェ - 富良野移住生活