冬の旭山動物園

★旭山動物園に行ってきました。

久しぶりですなんですよね。コレだけ有名になっちゃって、
道内外どころか海外からもお客さんが殺到するようになって、
混雑を考えると、あんまり行く気にならなかったんですよね。

でも、先日旭山動物園の園長さんの講演を聞きに行ったこともあって、
冬季なら夏場ほどは混んでないだろうと思い、久しぶりに足を運んでみました。


天気も悪いこともあってか、ほとんど渋滞もなく、スムーズに無料の駐車場に
停めることができました。ラッキー。

まずはこの動物園で僕の一番のお気に入り、ペンギン館を見に行きました。



目の上の白い部分がチャームポイント（？）のジェンツーペンギン。
柵のすぐそばに何匹もたたずんでいました。ほんと、手を延ばせば
触れられそうな距離です。こんな間近で動物を見ることができるのも、
この動物園の人気の理由でしょうね。



この動物園で飼われている４種類のペンギンの中では一番大きい、
キングペンギン。この茶色のでぶーんとしたやつはキングペンギンの
赤ちゃんです。大人のペンギンよりでっかいんですよ。
この茶色の毛が抜けて、美しい成鳥の羽毛となります。



ペンギン館には、水中トンネルがあって、ペンギンたちが泳ぐ姿を
見ることができます。「もぐもぐタイム」（餌の時間）には、飼育員さんが
水槽に潜って、ペンギンたちの大好物のオキアミを与えます。




飼育員さんのお話を聞いて、ワシ・タカについてお勉強。
これは「オオタカ」という種類。「大」というわりには小さく、カラスくらいの
大きさしかありません。
タカとワシの間には明確な区別はなく、大きなものをワシ、小さなものをタカと
呼ぶそうです。知ってました？

飼育員さんが命ずると、ヒラリと周りの木へと飛んでいきます。タカは大変
目がいいので、飼育員さんが餌を手に乗せると、数十メートル離れた
木の上からでも、すぐに舞い戻ってきます。
このときお客さんの頭上スレスレを飛んでくるので、結構スリルがあります。

びっくりしたのが、タカの餌にヒヨコを与えたこと。死んではいたんですが、
これには顔をしかめるお客さんも。でも、タカは小動物を餌として生きているので、
これは野生では当然のこと。
そういうことを教えるためにも、あえて一見残酷にも見えることをやってるん
だろうなー。考えが深いです。このあたりにも旭山動物園の魅力を感じました。

そう言えば、先日聴きに行った園長さんの講演でもこういう話をしてました。
蛇にネズミを餌として与えるのを見た女性が、怒って抗議したらしいのですが、
園長さんは頑として謝らなかったそうです（当時の園長は謝罪したそうですが）。




去年生まれたばかりのゴマフアザラシの子供、ソラくん。やんちゃ盛り
なのか、少しお姉さんのひかるちゃんと大はしゃぎでじゃれあってました。

アザラシ館には、マリンウェイと呼ばれるガラス張りの垂直のトンネルがあり、
アザラシが泳ぐ姿を見ることができます。トンネルをアザラシが
通り抜けるたび、「オオーッ！」というお客さんの歓声があがります。
通り抜けざまに、「ちろり」とこちらに目をやるのが可愛い。




こちらはホッキョクグマのルルちゃん。もう１頭、オスのイワン君がいます。
イワン君のほうは、プールにダイビングするのが得意で、もぐもぐタイムには
プールに落ちた餌を取るために、何度もダイブを見せてくれて、お客さんを
沸かせていました。

ガラスに顔をくっつければ、ホッキョクグマの顔とわずか３０ｃｍほどの距離。
さすが地上最大の肉食獣、これだけ近くで見ると大迫力です。
でも、大きな体のホッキョクグマが、プールを泳ぐ姿はとてもユーモラスで
めんこいですよ。


冬期間は３時半で閉園になってしまうので、全ての動物を見ることは
できませんでした。オランウータンとかお猿さんとかも見たかったんだけどなあ。

旭山動物園、久しぶりに行きましたけど、やっぱり面白い。その魅力を
再確認することができました。

▼旭山動物園ホームページ


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