ヘイゼルグラウスマナー:標茶町

★道東の大自然の中に建つ、イギリス貴族の館のようなオーベルジュ、
ヘイゼルグラウスマナーを紹介します。

マナーハウスとは、イギリスの貴族がその領地内に所有するお屋敷のことで、
イギリスには、その館を利用した宿泊施設が各地にあるそうです。

ヘイゼルグラウスマナー」は、そのマナーハウスを模して建てられた
オーベルジュ(宿泊施設&レストラン)。
ちなみにヘイゼルグラウスとはエゾライチョウのことなんだとか。

場所は道東・標茶町。牧場と原野しかない、大自然の真っ只中です。

案内看板に従い、敷地内へと車を走らせます。
木立の間を通る小道を抜けると、ヘイゼルグラウスマナーがその
姿を見せます。

その瀟洒かつ風格溢れる外観を目にすると、
まるで一瞬にしてイギリスに来てしまったかのような錯覚を受けます。



大きな扉を開けて館内へ。
優美さと重厚感の同居するロビーでは、燕尾服でビシッと決めた
執事さんがお出迎え。

チェックインの手続きを済ませると、部屋に案内されます。

館内は全8部屋。僕たちは1部屋しかないダブルルームに泊まりました。
料金は二人で31,500円(朝食つき)。



部屋の中にどーんと鎮座ましますキングサイズのベッド
ベッドの4隅には天蓋を支える柱が立っています。
さすがに天蓋そのものはついてなかったですけど。



ベッドだけではなく、ソファー、机、タンスなど、全てのインテリアが
高級感に溢れています。
ここまでやられると、庶民な僕らにはちょっと落ち着きません。

部屋にはもちろんバス・トイレ付。アメニティも充実しています。


1階にあるラウンジ
暖炉の灯を見ながらのんびりとくつろぐことができます。

棚には、自然に関する書籍が何冊か置かれています。
暖炉の前のソファに座りながら、読書するのも
贅沢なひとときです。

このラウンジがあまりにも居心地がいいので、
部屋よりもここにいる時間のほうが長かったような・・・

夕食はレストランで。宿泊者以外でも、食事を取ることができます。
さすがにレストランも高級感たっぷりで、あんまりこんな場に縁のない
僕は少し緊張してしまいます。



ディナーメニューは、コースA(5,775円)とコースB(7,350円)の
二つのコースがあります。
今回はオードブル、メイン、デザート、コーヒー(紅茶)のコースAを選択。

オードブルとメインディッシュは、北海道の恵まれた食材を利用した数々の
メニューから選ぶことができます。
どれも美味しそうで、かなり悩んでしまうのですが、
オードブルはウニのパスタを、そしてメインは、
ここの名物はジビエ(野生動物の料理)ということで、
鹿肉のソテーを選ぶことにしました。



味のほうはもちろん絶品!野性味溢れる鹿肉の旨みと、なんだか
複雑な味(上手く表現できない・・)のソースがよく合います。
かなりボリュームもあり、舌もお腹も大満足です。
デザートのクレームブリュレも、これまた美味!


このヘイゼルグラウスマナーの魅力は館内だけにとどまりません。

1万坪という広大な敷地内には、摩周湖の伏流水を
源流とする小川が流れています。
清流にのみ生えるという、バイカモ(梅花藻)が生い茂り、
梅に似た可愛い花を咲かせています。

周りの木立も気持ちがよく、
早起きしてお散歩するのもお勧めです。

隣接するアウトフィッターズでは、
乗馬をはじめとした、様々なアウトドアアクティビティ
楽しむこともできます。
今回は何もできなかったけど、
今度はカヌーとかフライフィッシングなども
体験してみたいところ。



宿泊料金は、一番安いスタンダードツインだと、二人分で23,100円
夕食は別料金だけど、これだけの高級感自然の素晴らしさを同時に
味わうことができるホテルがこの価格というのは、本当に格安と言っても
いいんじゃないでしょうか?
僕が今まで泊まった宿泊施設の中では、ダントツの満足感です。

もう、とにかくお勧めです。特にカップルや夫婦ならば、絶対に一度は
泊まってみてもらいたいですね。全身で、贅沢な時間が流れるのを
実感できるホテルです。

これからも何度も泊まってみたい、皆にお勧めしたいんだけど、ちょっと
内緒にもしておきたい、そんな風に思わせる宿なのでした。

「人気blogランキング」 北海道のブログをここで探そう!

ヘイゼルグラウスマナー
●住所:標茶町虹別原野65線116番地1
●電話:01548-8-3888
●宿泊料金:23,100~36,750円(2名で)
●部屋数:8室

【関連サイト】
▼ヘイゼルグラウスマナー


   2006年01月03日 | @その他

 北海道のホテル・旅館・ゴルフ場

 北海道のホテル・旅館
 札幌・定山渓  小樽・積丹・ニセコ  支笏・洞爺・登別・室蘭
 函館・渡島・檜山・奥尻  旭川・富良野・夕張  帯広・然別湖・日高
 釧路・阿寒・摩周  知床・網走・北見・紋別  稚内・利尻・礼文・留萌

 ゴルフ場


 トラックバック


 コメント

泊まったことあります。
あそこ、いいですよね!

オーナーさんは眼科のドクターで、はじめは趣味のために作ったとのことを聞いたことがあります。

執事の菅原さんも、いい味だしてますよね。

投稿者 marube : 2006年01月24日 18:30

初めまして、marubeさん。コメントありがとうございます。

あそこ、いいです!最高です!
僕が泊まった宿泊施設のなかで文句なしにナンバーワンです。

お医者さんが趣味のためにですかー、なるほどー。
執事の方もあのマナーハウスの雰囲気にぴったりでした。

あー、また泊まりに行きたくなったなぁ。

投稿者 雄介 : 2006年01月25日 20:47

Copyright (C) 2005 北海道旅行を207倍楽しむブログ All Rights Reserved.