カタクリを求めて


春になったんで、男山自然公園へ行ってきました。

「男山」と言っても、そんな名前の山なわけではなく、旭川の酒造、「男山」が管理しているからこの名前なのだそうですが。

さて、この男山自然公園、旭川と比布町の境界、標高220mの小高い丘陵地に位置し、カタクリの群生地として有名です。

去年もこの季節に行ったのですが、どうやら少し遅かったようで、ほとんどのカタクリがすでに花を散らした後でした。

それだけに今年は期待が高まります。


すでに満車に近い駐車場に車を停めて、さっそくカタクリの群生する原生花園へと向かいます。
入園はもちろん無料です。


まず出迎えてくれたのはフクジュソウ(福寿草)です。

雪が融けて、まず最初に咲く花がコレだそうです。



どうやらちょうどいい時期に来たようで、
カタクリの花は満開でした。ラッキー!!
こんなにたくさんのカタクリを見るのは
初めてだな~。
道内では最大の群生地だそうです。

どこを向いてもカタクリ、カタクリ・・・
うつむき加減に咲くところが
またお上品です。


主役のカタクリのほかにも、何種類か咲いている花がありました。


ナニワズ

あんまり聞いたことないな~


カタクリとほぼ同時期に咲くエゾエンゴサク

うすいブルーが清涼な印象を与えます。
でもちょっとヘンな名前。


ぽつぽつと見かけたキバナノアマナ



レストハウス近くの展望台から望む、未だ白い雪に覆われた大雪山

この日は好天に恵まれてその姿もくっきり。



男山自然公園を後にして、次に向かったのは、旭川のお隣り、鷹栖町の「北邦野草園」です。
こちらも入園は無料。月曜日が休園のようです。


ここにも咲いてました、フクジュソウ


湿地帯にはちょっと変わった形のスイセンが咲いていました。


ほんの数株だけですが、ミズバショウも咲いています。

これが見たくて来たようなものなんですが、ちょっとしかなくて結構がっかり。


展望台から望む旭川市内。

眼下をゆったりと石狩川が流れています。

遠くには大雪山から十勝岳連峰までも展望することができます。


エゾエンゴサクの群生

こちらの野草園は男山と違って、カタクリよりもエゾエンゴサクのほうが多く目につきました。

さわやかな薄い青が広がる光景は、カタクリの可憐さにも決してひけをとるものではないと思いますが、知名度で数段劣るのはちょっと悲しいところ。


ちょっとガラの悪いミズバショウ、といったたたずまいのザゼンソウ


園内は30~40分ほどで1周することができました。

少し歩き疲れたので、帰路に着く前にちょっと休憩です。


野草園へと向かう橋のすぐそばにあるカフェ、「カモミール」に寄りました。
なかなか可愛らしい建物。店内にはアンティーク雑貨も展示、販売されています。

テラスで鳥の鳴き声に耳を傾けながらのティータイムです。

さくらシフォンと季節の紅茶のセット、650円

ブルーベリーの香りがついた紅茶が美味。

ケーキのほうはまあまあかなぁ?



カタクリにエゾエンゴサクにフクジュソウ。
ようやく訪れた北海道の春をたっぷりと満喫することができた一日でした。


(2004/4/29)

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   2001年01月12日 | 北海道行楽記2004

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