美瑛秋景色 その1


今年の秋は、大雪山、岩尾内湖、朱鞠内湖とたっぷり美しい紅葉を満喫してきました。

10月も下旬に入り、北海道の秋もそろそろ終盤。

晩秋の見どころといえば、なんと言っても黄金色に輝く落葉松(からまつ)と、その背景に見える雪を頂く山々。

それから、ニオの並ぶ丘も見てみたいし、そうだ、旭岳や天人峡のほうの紅葉も見ておきたいなー。


ということで、この週末は秋の最後を飾るべく、美瑛へと出かけることにしました。


まずは旭川から東川方面へと車を走らせます。

スカッと快晴!ってわけにはいかないけど、まずまずのお天気です。

旭川市の東に位置する旭山

日本最北の動物園があるところです。

紅葉はしているものの、鮮やかさはいまひとつかな?


東川町から望む大雪山

もうすっかり冠雪しています。


近頃パン屋さんめぐりがブームな僕達。この東川町にも、天然酵母にこだわったおいしいパン屋さんがあると聞いてやってきました。

東川のパン屋さん「フレップ」

小ぢんまりとした可愛らしい建物。

道産小麦と天然酵母を使ったパンがウリです。


小さな店内には素朴な感じのパンが並んでいます。

全粒粉のクランベリーパン、クリームパン、クリームチーズとくるみのパンを買いました。



大雪遊水公園の野菜直売所

新鮮な野菜が安い値段で手に入ります。
ついついたくさん買い込んでしまいました。


朝もいだばかりのゆでとうきびも売っていました。
「キャンベラ」という品種だそうです。

これがまたとてつもなく美味い!
フルーツ以上の甘さです。




東川のさらに奥、忠別川に沿って、
天人峡方面に車を走らせます。


赤、黄、橙、色とりどりに染まった木々、
真っ白に冠雪した大雪山、
豪快な柱状節理、

心奪われるような絶景が次から次へと
目の前に現れます。

まさに感動の連続!!


北海道の山道の、いたるところで
見ることができる看板。

これも北海道な一枚?


このあたりまで登ってくるともう紅葉も終盤です。

もう少し早い時期に来ておけば良かったなぁ。

旭岳方面との分岐点を右へ進み、天人峡方面へと向かいました。

車窓に見える木々たちもすでに葉を落としたものが多くなってきたので、そろそろ引き返そうかと思っていたところに「神様の木」と書かれた看板を発見。細い路を入っていきました。

神様の木

樹齢900年、幹周り11.5mのカツラの木

その神々しさに思わず手を合わせたくなります。

あたりには何故か甘い香りが漂っていました。
なんだろう?樹液の匂い?


天人峡までは行かずに引き返して、今度は僕らの大好きな場所、美瑛へと向かうことにしました。


美瑛に入り、白樺街道を白金温泉方面に向かいます。


無色の帽子をかぶった豆ニオ

収穫した豆を積み上げて乾かしています。

整然と並ぶ豆ニオは美瑛の秋の風物詩です。


後ろに見えるのは秀峰トムラウシ



白樺街道を通る時は必ず寄ることにしている場所があります。

それがここ、名水が湧き出る美郷不動尊です。

いつものように、ポリタンクで水を汲みに来ている人がたくさんいました。

僕等も持ってきた10リットルのポリタンクいっぱいに水を汲みました。

そして置いてあるひしゃくでも、ゴクリと一杯。
キンキンに冷えた水が爽快に咽を通っていきます。
う~ん、何の雑味もないクリアな味。さすがは名水。

何故か河童の像が。

クレソンがたくさん自生していました。
ひとつちぎってパクリ。ピリッとした
辛さが口の中に広がります。



白金インフォメーションセンター

観光案内所の他に、ビデオシアターや
喫茶室、展望台があります。

展望台からの眺め

残念ながら十勝岳は雲の中。



白金模範牧場

これぞ北海道とでも言うべき素晴らしく雄大な風景。

雲がなければ山々を間近に見ることができてもっと良かったのになぁ。


白金の温泉街から、さらに吹上温泉方面へと進み、十勝岳を望むことができる望岳台へと向かいました。
吹上温泉までの道は、まだ10月だというのに、すでに冬期封鎖されていました。

壮大な風景を左右に見ながら、ぐんぐん標高を上げていきます。

たどり着いた望岳台はものすごい風!十勝岳も雲に隠れてあまり見えず、ほとんど車外に出ることなく、引き返していきました。


白樺街道を戻り、丘陵地帯が美しいパノラマロードと呼ばれるエリアへと向かいます。


豆ニオと紅葉のナナカマド

拓真館の近くです。



丘のあちらこちらでは、豆の収穫作業を
見ることができました。




千代田の丘展望台

美瑛の数ある展望台の中では穴場的存在。

しかし眺めは他の展望台以上。僕のお気に入りの
場所のひとつです。

展望台からの眺め

日が暮れるのも早くなりました。


ここでカセットコンロとヤカンを取り出し、先ほど美郷不動尊で汲んできた水を沸かします。

そして・・・・

秋色に染まる美瑛の丘を眺めながら
カップヌードルをすする。

なんという贅沢!これをいっぺんやって
みたかったんだよね。


カップヌードル(カレー味)でお腹もふくれたところで、暮れゆく美瑛を後にしました。



今回は家を出た時間も遅かったので、ゆっくり美瑛をまわることができませんでした。
う~ん、こんなんじゃ物足りない!

よし、明後日もう一度美瑛に出かけよう!

と、いうわけで「その2」に続きます・・・




オマケ
直売所で買った野菜たち。これだけ買っても950円でした。


(2003/10/18)

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   2001年01月11日 | 北海道行楽記2003後

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