さっぽろ雪まつりとカレー博覧会

やはりですね、我々内地(北海道外)の人間にとっては、「さっぽろ雪まつり」ってのは憧れのイベントなんですよ。毎年道内外から約200万人もの見物客を集める、冬の北海道最大の祭典。そこには見たこともないような大量の雪で作られた、見事な雪像がずら~っと並んでいる。そんな光景を想像しただけでワクワクしたものです。


で、北海道移住1年目、日帰りで行ける場所でこの憧れのイベントをやっているんですから、そりゃあ行くしかないでしょう。


が、今回の札幌行きには、そんなゆきまつり以上に期待しているイベントがありました。

それが「カレー博覧会」です。

普段なかなか食べることのできない「限定品の特製カレー」や「こだわりの名品カレー」を10種類の中から、自由にチョイスして、少しずつ食べることができるという、なんともカレー好きには嬉しいイベントなのです。




旭川から札幌までは車で3時間。天気もいいし、路面もドライだし、気持のいいドライブが楽しめました。


ゆきまつり会場となっている街中まで車で行くのは大変だろうし、駐車料金もかなりかかりそうなので、元町ってところのジャスコに車を停め、そこからは地下鉄で中心街まで行くことにしました。地下鉄に乗るのは久しぶりで、ちょっと嬉しいです。


大通り駅で地下鉄を降ります。まずはお腹もすいたってことで、さっそくカレー博覧会の会場となっている「札幌メディアパーク・スピカ」に向かうことにしました。

ゆきまつりの雪像が並ぶ大通り公園を通るのは、あとのお楽しみに取っておいて、裏道を歩きます。



ほどなく「スピカ」に到着。建物の中に入ると早くもカレーの香りが。期待も高まります。

平日だというのに、すでに入り口から行列ができていました。あー、やっぱりなー、みんなカレー好きなんだなー。

まずは受付で食券を購入。800円で100円券9枚つづりになっているものを2枚買いました。

場内の様子はこんな感じ。

奥にカウンターが並び、そこでカレーを買うことができます。

それぞれカレーはミニサイズで、300~500円で食べることができます。10種類全て食べるわけにもいかないので、悩みに悩んだ末に以下の6種類を選びました。

「横浜カレーミュージアム」の人気店、「エチオピア」のカレー

スパイス香りが豊かなインドカレー。うん、なかなかの味です。
 
函館の「五島軒」のカレー

上のエチオピアとはちがってマイルドな日本人好みの味わい。これもまずまずおいしい。

と、まぁここまではよかったんですよ。

いまどきの学校給食カレー

なんじゃこりゃー!甘い!甘すぎるよ!!
って言うか給食のカレーってこんなにおいしくなかったか?僕が食べてた給食カレーはもっともっとおいしかったように記憶しているんだけど。
 
増毛名物やわらかタコカレー

タコやわらか~。でももっと歯ごたえがあったほうがおいしいんじゃないのかな?カレー自体のの味も今ひとつ。
 
オールスターキノコin北海道

愛別産のキノコをふんだんに使ったカレー。アイデアカレーコンテストでグランプリになったそうですが、特にきのことカレーがよくマッチするってこともなく、カレーはカレー、きのこはきのこ。可も不可もない味です。
 
YOYO'Sファームスペシャルカレー

TV番組で企画開発されたカレー。
パンフレットには「究極のカレー」などと銘打ってあったのですが、これまた平凡な味。マズイってことはないんですが、自分でバーモントカレーのルーを使って作ったカレーのほうが美味しい。

YOYO'Sカレーの開発に協力してくれた「ベル食品」の調味料。YOYO'Sカレーには、これらの調味料をかけて食べなくてはいけないらしい。

かき氷シロップ・・・マジですか?と思ったもののこういうのも経験でしょう。恐る恐る一口、ん?あ、案外悪くない

チゲ鍋とおろしのたれもまぁそこそこいける味でした。納豆のタレはかなりマズかったけど。



と、10種類あるカレーのうち6種類を食べました。さすがに五島軒とエチオピアは実店舗を構えているだけあっておいしかったのですが、他のこのイベント用のカレーは全てイマイチ。僕らの隣に座っていたオバちゃんたちもかなり不満げな表情をしていました。

これなら、札幌市内からおいしい店だけを集めたほうが良かったんじゃないのかな?

他のホームページでのレポートを見てみると、僕らの食べなかったカレーもやはりおいしくなかったようです。このイベント、来年もあるのかなぁ?




ちょっと、いや、かなりがっくりしつつカレー博覧会を後にし、「さっぽろゆきまつり」の会場、大通り公園へ向かいました。

この大通り公園には、東西1.5kmに渡って、形も大きさもさまざまな雪像がズラリとならんでいます。


トロも、
ナキウサギも、
ボブ・サップも、


みんな、ちょっと溶け気味。

このときばかりは連日の晴天を呪います。



「森の動物達の雪まつりパーティー」

う~ん、写真じゃよくわからないけど、可愛い動物たちの雪像がたくさんあります。でもやっぱり溶け気味。



ペリー来航150周年を記念した、ペリーと黒船、それと函館のハリストス正教会




「江戸城」

今年、2003年は徳川家康が江戸に幕府を開いてから400年ということで、このお城の雪像を作ったそうです。もちろん、本物は現存していません。

会場の雪像のなかでは一番立派に見えました。



「故宮博物院(紫禁城)・太和殿」

日中平和友好条約締結25周年の記念に製作されたそうです。

大雪像は○○周年記念ってのが多いですね。

ディズニーの新キャラクター「スティッチ」(右端のやつ)

ハワイ生まれだそうでサーフィンしてます。その姿にミッキーもミニーもびっくり。

ところで、この「スティッチ」ってなんの生き物?

※スティッチは宇宙人でハワイに不時着したという設定だそうです。




「ゆきまつり」と言えば、雪像が有名ですが、氷像のほうも負けてはいません。

これは「大英博物館」だそうです。ご覧のとおり見事なもの。
こちらは、小学生を対象とした公募で選ばれたデザインを元に作成された「夢のお城」





大通り公園を端まで歩き終わり、人の多さと雪像を満喫した僕達が向かったのは・・・・





もう彼女のなかでは札幌に来たら必ず寄らなければならないスポットになっているようです。

そう、「フルーツケーキファクトリー」。相変わらず店内は若い女性でいっぱい。

左が赤いフルーツのタルト

右がマロンタルト

僕は結構おなか一杯だったのに
彼女のほうはパクパクおいしそうに
食べてました。やはり女性には「別腹」
ってのが備わっているのでしょうか?



この日は日帰りってことで、あんまりゆっくりもできません。地下鉄に乗って、車を置いてある元町ジャスコに戻ります。




「カレー博覧会」にかなりがっかりさせられたんで、このまま満足の行くカレーを口にせずには旭川には戻れん!!ってことで、以前TVで見て、皮をパリパリに焼かれたチキンがとてもおいしそうだった豊平区のスープカレー屋「カレーリーブス」に行くことにしました。

こちらがそのチキンのスープカレー、850円。

ご飯の量は無料で大盛にできるのが嬉しいところです。

チキンの皮のパリッとした食感は期待を裏切らないおいしさです。

しかしチキンはフライパンで焼いてから最後にスープカレーに入れるようで、あの煮込まれたチキンのとろけるような柔らかさがなかったのは少し残念。

カレーのほうは我々には少し辛過ぎたかな?それでも十分満足のできるおいしさでした。


出発前にはかなり体調が悪く、「あ~、こりゃ、帰る頃にはもうフラフラだろうなぁ」と思っていたのですが、いつの間にか調子よくなっていました。

これはカレーの効果なのでしょうか?カレーに使われるスパイスには免疫力を高める効果があるって聞いたことあるし。



今回学んだこと、

「風邪を引いたときにはカレーを食べよう」



あ、あと「ゆきまつり」のほうも、今回は時間がなくて、大通り公園だけしか見れなかったけれど、すすきの真駒内のほうにも会場があるらしいので、今度はそっちのほうにも行ってみたいですね。あと、やはり雪像、氷像はライトアップされているときのほうがキレイなので、夜にも来てみたいものです。

ただ、毎日雪を見慣れているせいか、雪像を見てもそれほど大きな感動は受けなかったですねぇ。やはりこのお祭りは雪のない地方の方々のためのお祭りって感じがしましたね。

最後に、雪像や氷像を作ってくれた自衛隊員や市民団体の方々、お疲れ様でした


(2003/2/10)

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   2001年01月11日 | 北海道行楽記2003前

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