■ 層雲峡氷瀑まつり
今年(2003年)で28回目を向かえる「層雲峡氷瀑まつり」。2月1日から3月16日までの約1ヶ月半の間、開催されています。これだけ開催期間が長いと、時間のあるときに行けるのが嬉しいですね。
TVや写真ではよく見るこのお祭り。氷のオブジェがグワーッといっぱいあって、それがピカーッっとライトアップされているやつでしょ、うん。やっぱり北海道に移住してきたからには、こういう冬のイベントは積極的に見に行きたいよね。よし、こいつは行かねばならぬ!
と、いうわけで、イベント開幕から二日目のこの日、空も暗くなり始めたころ、旭川を出発しました。日中晴れていたため、路面はドライで安心のドライブ。あ~、いやいや、油断はいけません、気をつけて行きましょう。
そして旭川から車で約1時間、層雲峡の温泉街に到着です。繁忙期には有料の駐車場(410円だっけな?)も、シーズンオフの今は無料でした。
「氷瀑まつり」とは別なのですが、11月1日から3月31日までの間、温泉街のほうで、「雪ほたる」というイベントも行われています。
和紙(?)で作られたさまざまな形のオブジェを、内側から色とりどりのライトが照らしています。 |
ご覧のように幻想的な光景です。 「一体これが何で『雪ほたる』なんだろう?」という素朴な疑問はこのさい胸にとどめておきましょう。 いいよね、キレイだし。 |
温泉街の旅館前には、ピカチュウやらアンパンマンなど、いくつかの滑り台付きの雪像があります。しかし、楽しみにしていた「銀泉閣」の足湯は残念ながら冬季使用不可となっていました。この寒い中だと、気持ちよかっただろうな~。
「氷瀑まつり」の会場は、温泉街から国道を挟んだ反対側にありました。つるつる滑る路面に気を使いながら、ゆっくりと向かいます。
入り口の看板です。 |
おおーっ!キレイだあっ! 入り口の階段を上っていくと、見えてくる眺めです。 氷柱、氷のトンネル、氷のドーム、展望台、滑り台などなど、様々な氷のオブジェがカラフルなライトに照らされています。 丸太で作った骨組みに1ヶ月以上水をかけて作られるそうです。 |
しかし、さすがに寒い!いや、もう寒いと言うより冷たくて痛いという感じ。体の中で唯一外気に触れている顔が、ピリピリと痛みます。
温度計を見てみると-12℃。う~む、普段家の中にいるときなら、どうってことない気温なんだけどな、このようにずっと外にいると、かなりこたえます。
氷のトンネル 中もライトアップされています。 |
噴水ももちろんライトアップ |
三角錐(あれ?四角錐だったかな?)の オブジェ。氷の内側から照らされています。 |
あまりの寒さに耐えかねて、レストハウス?の中に避難しました。は~、あったか~。凍りついていた体が溶けていくようです。
レストハウス内にはちょっとした軽食コーナーが設けられていて、おしるこ、コーンスープ、甘酒、うどん、ラーメン・・温まりそうなメニューが並んでいます。しかしここで、「プリン食べた~い」と彼女。おいおい、なんでここでプリンなの?とは思ったものの、地元産の素材でつくられたらしいそのプリンに150円を支払う。うんうん、ちょっと牛乳っぽい味が気になるけどなかなかおいしい。
高さ15mほどの展望台が作られていました。氷の階段をへっぴり腰で登っていきます。 展望台からは会場内を一望することが出来ます。う~ん、ここからの眺めが一番いいかも。 しかし、当然展望台の上も氷ですから、転ぶ人が続出。 目の前のカップル、まず彼女がステーン!見事な転びっぷりです。そして、それを助け起こそうとした彼氏もズベーン!一緒に仲良く転びます。微笑ましいひとコマです。 |
会場の一角になぜか人だかりが出来ている。どれどれ、と覗きに言ってみると、そこには・・・
おお!ホンジャマカの石塚だ!芸能人なんて久しぶりに見たよ。 何かの番組の収録だったようです。 TVの中ではいつも絶やさない笑顔を、この日は見ることが出来ませんでした。この寒さに凍りついたのでしょうか? |
「氷瀑神社」だそうです。 ちゃんと鳥居の形になっています。 |
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中に入ってみると、このような怪しい物体が! と、写真ではよくわからないと思いますが、 このつぶつぶ、お金なんですよね。下にちゃんと 賽銭箱があるのになぁ。 |
氷の滑り台 なんかこういう競技あったよなぁ、リュージュだっけ? |
花火の時間が近づくにつれて、会場にはどんどん人が集まってきました。レストハウスの中はもうぎゅうぎゅう詰め。ステージのほうでは、カップラーメン早食い大会などのイベントをやっていましたが、花火が始まるまでは、レストハウスの中、せっかくキープしたストーブ前の一等地で待ちつづけることにしました。
花火は期間中の土日に行われます。 10分程度で、規模は小さいものの、冬空に上がる花火も また趣があっていいものです。 あ、こんなしょぼい写真載せることなかったか。ま、いいいや。 |
う~ん、キレイでしたねー。去年行った支笏湖の「氷涛まつり」と似たような感じでしたが、どちらが良かったかと問われると、甲乙つけがたいところです。雪や氷とカラフルなライトっていうのは相性がいいんでしょうね。イルミネーションが見せてくれる幻想的な世界がそこにはありました。
あ~、しかし寒かった、いや、痛かった。こんな時は、すぐに温泉で冷えた体を暖めるのが一番!なのですが、残念ながら層雲峡温泉の日帰り入浴できる施設は、遅くても午後8時までしか入れない。時刻はすでに7時45分・・・
これから熱い温泉に入るのであろう旅館に戻る人たちを、うらやましそうに横目で見ながら、旭川に向けて車を走らせました。あー、温泉入りたかった~。
えっと、余談なのですが、以下、Googleでの検索結果です。
「氷瀑まつり」=763件
「氷爆まつり」=356件
つまり、WEB上では1/3位の人が間違って書いているってことですな、このお祭り。
このお祭りのくわしい情報はこちらのホームページでどうぞ。
(2003/2/2)
2001年01月11日
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